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【コメント集】 私とtrippen

青柳いづみさん

青柳いづみさん

──trippenってどんな靴?

2008年にはじめてベルリンを訪れて、アウトレットでショートブーツを購入したのがはじまりでした。それからはベルリンに行くたびにお店に立ち寄っては、一足一足旅の仲間が増えていきました。新しく買った靴をはいて、落ち葉が降り積るいつもの道を、音を鳴らして歩いて帰る。trippenは旅とともにある靴です。

青柳いづみさん

──trippenとのおもいで

2020年に一緒に靴を作らせていただきました。靴を作るなんていうことがこの人生の中で起こるなんて、想像もしていなかった出来事。出来上がった二足の靴には、部屋の中で夢見た旅先の移動式遊園地の煌煌しさが詰まっています。

──これからどんなtrippenを履きたいですか?

はじめての靴を手にしたときに、「十年物」を夢見ていましたが、気づけばあれから十五年が経とうとしています。これから先の十五年、二十五年を、またともにできそうなショートブーツをはきたい。靴紐を通すのが好きなので、たくさん穴のあいているブーツを!

©︎篠山紀信

青柳いづみ / 舞台女優

マームとジプシー、チェルフィッチュの両劇団で国内外で活動。漫画家・今日マチ子との共著『いづみさん』(筑摩書房)、詩人・最果タヒとの詩のレコード『こちら99等星』(リトルモア)が発売、配信中。